タケロックEC50

タケロックEC50 木部用
タケロックEC50水で50倍希釈新しい有効成分「テネベナール(一般名 ブロフラニリド(メタジアミド系))」を配合した木部処理用乳剤
適用効果 木部の防腐・防カビ及びシロアリの防除
有効成分 テネベナール(一般名 ブロフラニリド)
(0.5%)、F-69(5.0%)、IPBC(5.0%)
外観 無色~黄色澄明液体
容量 0.5L
認定機関 (公社)日本しろあり対策協会認定薬剤 (登録番号 第7336号)
(公社)日本木材保存協会認定薬剤(認定番号 A-5477)
※JIS K 1571に記載の表面処理用木材保存剤にかかる性能基準に適合する製品
使用方法
対 象 木材含水率 処理方法 標準使用量 希釈して使用
木材 乾燥した木材
針葉樹25%以下
広葉樹20%以下
ハケ塗り
吹き付け
3〜5m2/L
0.2〜0.3L/m2
50倍希釈
(本剤0.5Lに対して水を加え全量を25Lとする)
タケロックEC50木部用性能試験

(1)防蟻効力試験(室内試験)

試験機関:近畿大学農学部
試験方法:JIS K1571:2010
     5.3防蟻性能
     5.3.1 室内試験
     5.3.1.2表面処理用による
供試薬剤名:タケロックEC50木部用
濃度:使用濃度(50倍希釈)
試験体 試料処理量
(g/m2)
死虫率(%)
平均
死虫率(%)
最小-最大
質量減少率(%)
平均
質量減少率(%)
最小-最大
処理試験体 120 84 62-100 1 1-1
無処理試験体 - 23 21-25 22 17-29
以上の結果からタケロックEC50木部用は性能評価基準を満たしている。(合格基準は平均質量減少率3%以下)

(2)防蟻効力試験(野外試験)

試験機関:近畿大学農学部
試験方法:JIS K1571:2010
     5.3防蟻性能
     5.3.2野外試験
     5.3.2.2表面処理用による
供試薬剤名:タケロックEC50木部用
濃度:使用濃度(50倍希釈)
試料処理量
(g/m2)
試験体No 食害度
1年目
食害度
2年目
110 1 0 0
119 2 0 0
119 3 0 0
119 4 0 0
113 5 0 0
無処理試験体は1年目に食害度が50であったため取り替えた。2年目も再度食害度は50であった。
以上の結果からタケロックEC50木部用は性能評価基準を満たしている。
(合格基準は食害指数10未満)

(3)防腐効力試験

試験機関:近畿大学農学部
試験方法:JIS K1571:2010
     5.2 防腐性能
     5.2.1 室内試験
     5.2.1.2表面処理用による
供試薬剤名:タケロックEC50木部用
濃度:使用濃度(50倍希釈)
試験体 供試菌名 薬剤吸収量(g/m2) 質量減少率(%) 平均 質量減少率(%) 標準偏差
処理試験体 オオウズラタケ 110 2 5
処理試験体 カワラタケ 120 1 0
無処理試験体 オオウズラタケ - 49 3
無処理試験体 カワラタケ - 20 4
以上の結果からタケロックEC50木部用は性能評価基準を満たしている。(合格基準は平均質量減少率3%以下)

(4)鉄腐食性試験

試験機関:近畿大学農学部
試験方法:JIS K1571:2010
     5.4 鉄腐食性能
     5.4.2表面処理用による
供試薬剤名:タケロックEC50木部用
濃度:使用濃度(50倍希釈)
試験体 薬剤吸収量(g/m2) 質量減少率(%)平均 質量減少率(%)標準偏差 鉄腐食比
処理試験体 118 0.94 0.13 1.0
無処理試験体 - 0.98 0.20 -
以上の結果からタケロックEC50木部用は性能評価基準を満たしている。(合格基準は鉄腐食比2.0以下
タケロックEC50木部用安全データ(製剤として)
急性経口毒性 LD50>2000mg/kg (♀ラット)
急性経皮毒性 LD50>2000mg/kg (ラット)
眼刺激性 中等度の刺激性(ウサギ)
皮膚刺激性 軽度刺激性(ウサギ)
皮膚感作性 陰性(モルモット)
魚毒性 LC50(96時間)24.4mg/L(コイ)
EC50(48時間)1.28mg/L(ミジンコ)
*動物愛護の観点から最近は急性経口・急性経皮毒性とも最大2000mg/kgまでの試験となっています。
*使用に際しては製品容器やカタログに記載されている"使用上の注意"、"取扱い上の注意"をお読みください。
メーカーHP
大阪ガスケミカル株式会社
URL:https://www.shiroari-kujyo.jp/